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日々の情景を手持ちコンデジで 撮影


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佐渡 能のふるさとめぐり 5

佐渡 能のふるさとめぐり 5
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佐渡 能のふるさとめぐり 5_d0235646_21564552.jpg

佐渡の次は高知巡業があったり、催しも続いたりで佐渡の記憶がどんどん薄れてゆくのである。
佐渡最終日は、佐渡の大膳神社能舞台に行くことになっていたのである。
まあ、これも父の関係で新潟謡曲連盟の方のご尽力と、神社さんのご厚意で奉納が許されたわけである。幹事さんが年初めから打ち合わせてを重ねての実現である。
なかなか玄人の我々でも上がれない舞台なので実にありがたい機会である。
朝早く行って自分たちで掃除をしてから舞台に上がるという約束になっていたのだが、伺うと神主様があらからの準備を済ませて下さっていた。もう本当に恐縮である。
なにやら仏様のような人相でおいでである。これはお世辞でもなんでもない。素晴らしいお顔なのである。朝からちょっと拝めないご尊顔を拝して、えらくついている気分になった私でありました。

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佐渡 能のふるさとめぐり 5_d0235646_21581174.jpg

佐渡 能のふるさとめぐり 5_d0235646_21583689.jpg
さて、皆々で正装し、ご神前前に参拝。謡も唱和した。
そして、全員で舞台に上がらせて頂き謡と舞を奉納した。
身が引き締まるとは、まさにこの事である。
関係者以外全くの無人の神域で、誠に心洗われた。
この3日間、本当に天気に恵まれたのは幸せであった。
この大膳神社は、能「壇風」とゆかり深い神社である。
吹きさらしの野外の舞台で謡っていると、遥か古の能役者たちもこうであったのかと感じられる。
何か都会の能楽堂の中の舞台とは当然の如く全く違う、自然の中にいるという感覚である。
厳しく強くという能の教えは、この自然の中でということに由来するのだと思う。
音響のよい室内音楽と野外コンサートの違いは、能の世界にもあるのだと思う。
野外の木造舞台にいると、力の源が大地や廻りの空気や天からやって来るような感じがする。
この地の神霊に、何か皆の心意気と感謝の思いだけでも捧げられたとしたらありがたい。
芝生を超えて木々に吸い込まれる声を聞きながらそんなことを思った。
得難い機会を与えていたいた関係者の皆様に、心より感謝いたします。

さていよいよ旅も終わりが近づいた。
忘れぬうちにきんじつUP致します。
by nohgaku | 2011-11-11 22:12 | K5